オルソケラトロジー治療について

オルソケラトロジーとは

一般的なコンタクトレンズとは異なり、寝ている間に特殊な形状をしたレンズを装用する事で角膜の形を矯正する治療です。

寝ている間に特殊レンズを装着し、角膜を変化させます。朝、レンズをはずしても、矯正した角膜形状が維持されるため、昼間は裸眼で過ごすことができます。また、近視の進行を抑制する効果があります。

レンズの装用を中止すれば、自然に角膜が元の形状に戻るため、他の矯正方法に切り替えることも可能です。

当院では、ブレスオートコレクトを使用しております。

オルソケラトロジーについて

オルソケラトロジー治療のイメージ

治療プログラム

当院では、所定の定期検査を受診頂きながら、厚生労働省より認可された「ブレスオーコレクト」による、角膜の変化を診察し、近視進行抑制のため視力矯正や眼軸検査等を併用して、眼軸の伸展状態を経過観察していきます。

眼鏡を併用しないで、日中の裸眼視力が改善することはこのプログラムを行う皆様にとってとても便利なことであり、オルソケラトロジーが持つ特徴です。

毎日のお手入れと、定期的な検査を行ってご使用ください。

治療の流れと費用

オルソケラトロジー治療は自由診療のため全額自己負担です。

医療費控除について

オルソケラトロジー治療は、眼鏡やコンタクトレンズのように視力矯正ではなく「治療」です。従って、医療費控除申請が可能です。(申請には購入時の領収書が必要になります)

適用検査

初回診療時に通常検査を実施します。その後、適応検査を行い、オルソケラトロジーレンズの装用に適しているか、近視の度合いや眼の健康状態を調べます。

※表記価格は全て税込みです。
適応検査代 5,000円
お試し装用

検査後、治療適応可能であれば1~2週間程度の装着体験を実施して頂きます。その際、装着体験代をお預かりいたします。

装着体験代 30,000円(片眼 15,000円)

※体験レンズを破損・紛失された場合は、1枚につき別途13,000円かかります。

本治療の開始

お試し装用後、そのまま本治療を継続する場合は装着体験代は本治療費に充当します。
本治療をされない場合は、お預かり金のうち20,000円(片眼10,000円)をご返却いたします。

治療費(1年間) 140,000円(片眼90,000円)

※費用には、レンズ使用料・スターターキット・年4回の定期検査費が含まれています。

定期検査

以下のスケジュールで、定期検査を行います。大切な検査ですので、気になる症状がなくても必ず受診してください。

使用開始日・翌日・1週間後・2週間後・1カ月後・3カ月後・6カ月後・12か月後

2年目以降について

2年目からの定期検査は、3・6・9・12カ月の年4回です。

レンズの更新費(必要な場合のみ) 1枚 35,000円
定期検査費 1回 3,000円

※片眼の場合も検査費は同額です。

レンズの保障交換について

処方変更 6カ月以内は片眼1回無料交換
※医師の判断により、レンズデータの変更が必要な場合のみ。
破損 1年以内は片眼1回無料交換
※破損された際は、半分以上のレンズをご持参頂いた場合のみ。
紛失 全額負担
全額負担費用 片眼 35,000円

こんな方にオススメです

オルソケラトロジーについて

その他

  • 治療プログラムですので、途中解約は原則出来かねます。
  • 本治療は寝ている間にレンズを装着する治療法となります。通常のコンタクトレンズとしてはご利用になれません。
  • 本治療は保険適用外にて全額自己負担になります。
  • 途中で合併症等が生じた場合、別途治療費や薬代が必要になることがあります。
  • 本治療に関係のない疾患の検査・治療については別途保険として費用がかかる場合があります。
  • 適用検査にはソフトCLで2~3日、ハードCLで2週間、事前に外した状態で生活していただく必要がございます。
  • 途中で本治療を中止した場合はレンズを返却して頂きます。

注意事項

  • 本商品を適切に使用しないと目的とする裸眼視力が得られませんので、眼科専門医から指示されたスケジュールを守ってください。
  • 装用を中止すると数日で裸眼視力が低下しますので、ご注意ください。
  • 膜潰瘍、角膜上皮障害、結膜炎、アレルギー性結膜炎、麦粒腫、角膜炎、角膜浸潤、角膜びらん、角膜浮腫、虹彩炎、角膜新生血管などの眼障害の危険性が高くなるため、目やに、充血、涙液過多、視覚の変化、痛みや異物感などの異常を感じた時や、レンズの破損に気がついた時はすぐに装用を中止し、速やかに眼科専門医の診察を受けてください。
  • 本商品を適切に装用しても角膜内皮細胞の減少や巨大乳頭結膜炎などの眼障害が発生するおそれがあるので、自覚症状の有無にかかわらず、定期検査を受診してください。
  • レンズやケア用品の取扱方法を誤ると、重い眼障害を発症し失明につながることもあります。レンズの洗浄や保管は眼科専門医の指示や取扱説明書に従って適切に行ってください。

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